花粉症の種類
花粉症と一口に言っても、スギ花粉症、ヒノキ花粉症、その他、セイダカアワダチソウなどの草の花粉症といろいろありますが、 春の花粉症といえば代表的な杉花粉症。こちらにスポットをあてて、薬とその上手な服用法、使用法をお伝えします。
ヒノキ花粉は杉花粉と同類なので一緒にしても良いと思います。ただ、ヒノキの花粉の飛散は杉よりも若干遅く、 杉花粉の収束する5月の連休頃に最盛期となりますが、薬などは杉とほぼ同じものが使えますので 杉花粉症の範疇に含めて良いと思います。
花粉症の薬
花粉症の薬ですが新薬といわれるものには、市販薬、病院や診療所で処方してもらう処方薬があります。
市販薬、病院で処方してもらう処方薬に共通していますが、種類としては内服薬、鼻や眼に直接つける点鼻薬、点眼薬(目薬)があります。
内服薬は花粉症のアレルギー症状を体の中から症状を抑える薬なので、眠くなったりする若干の副作用があります。
点鼻薬、点眼薬にも副作用のある薬がありますが、眠くなるという副作用はありません。
花粉症の薬、抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬
新薬には抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬と大別することができますが、抗ヒスタミン薬は出てしまった花粉症の症状を押さえ込むという薬です。
市販薬も病院の処方薬も同じです。病院で処方してくれる薬のうち、どちらかというと内科よりも耳鼻科でよく処方してくれる薬に「ポララミン」という薬があります。
比較的安価で効き目も即効性がありますが、筆者の経験からすると異様に眠くなりました。この薬は抗ヒスタミン薬なので蕁麻疹などにもよく効きます。
抗アレルギー薬というのは花粉アレルギー症状の元となるヒスタミンの発生を抑制するという効果が期待できる薬ですが、 そのためには花粉症の始まる少し前から服用する必要があります。症状が出てから服用しても抗ヒスタミン薬ほどには劇的に効果が感じられないようです。ただ、筆者も花粉症の時期になると服用している「エバステル」という薬は花粉症の 症状が出てから服用してもけっこう効き目はありました。このあたりは個人差もあるようです。
このエバステルという薬はよく内科でも処方してくれる薬の代表的なもので、どこの病院、診療所でも花粉症というとこの薬を出すところが多いというポピュラーな薬です。 この薬の良い点は1日1回服用すれば良いこと。あまり眠くならないということです。 また抗アレルギー薬なのである程度長期に服用する必要があるので、副作用も なるべくないように作られていて長期連用も可能です。 ただ、長期連用可能と言っても新薬はなんらかの副作用がありますから、 症状が改善されたら服用は中止したほうが良いと思います。どうしても新薬は肝臓に負担がかかるものが多く 服用中に肝臓の数値が悪くなったら要注意なので、医師や薬剤師に相談しましょう。
お役立ちサイトとして病院でもらった薬がすべてわかるという「お薬110番」というサイトがあります。ここは病院で処方してくれる薬のほとんど すべての情報がわかります。効き目、副作用なども書いてありますので、非常に便利なサイトです。
最近は処方箋薬局でどのような薬かプリントアウトしたものをくれるようになりましたが、こちらのほうが詳しいのでぜひ、 参考にしてご活用ください。
花粉症の薬、点鼻薬と点眼薬
花粉症に効く薬として内服以外の薬では点鼻薬、点眼薬がありますが、点鼻薬は血管収縮作用のあるもの多く、 連用するとあまり効かなくなって来るのと、使わなくなると余計に症状が悪化するのであまり使わないほうが良いと思います。
花粉症の点眼薬(目薬)は市販のものでも充分です。ただあまりに眼のかゆみが強くて炎症を起こしているような場合は、眼科を受診したほうが良いです。点眼薬も花粉症ではあまり強い薬は出さないと思います。フルメトロンやリンデロンといったステロイド系の 点眼薬も花粉症に効きますが、これはもっと重篤な目の疾患に使用する薬なのでまず処方されることはないと思います。 もし処方されたらよほどひどくない限りお断りしましょう。症状があまりにひどくて使用する場合も連用は2週間が限度です。 この辺は医師なら充分知っていることなので医師とよく相談のうえ使用したほうが良いと思います。
花粉症を改善する薬以外のもの
最近にわかに注目され、臨床実験などでもその効果が立証されたものに「甜茶」があります。中国原産の「甜茶」 甜茶懸鈎子(テンチャケンコウシ)というバラ科の落葉低木から採れた文字どおりお茶です。
余談ですがバラ科の植物には薬になるものが多いです。日本の山野でも普通に見る「野イバラ」の実からは心臓の薬ができるそうです。 ちなみにバラ科の植物はすべて草ではなく樹木です。
この甜茶に含まれている「甜茶ポリフェノール」という成分が抗ヒスタミン作用と抗アレルギー作用の両方を持っているということらしいです。 この効能はしっかりとした検査機関で立証されています。抗アレルギー作用をより効果的に発揮させるためには花粉症の始まる1ヶ月前くらいから 毎日飲み続けると良いといわれています。副作用もないし甘味のある美味しいお茶です。
あと民間療法の類でヨーグルトを1年間毎日食べ続けたら花粉症が治ったという人の話も聞いたことがありますが、これなどはきちんと立証されていないので信憑性はあまりないといえます。
うっとうしい花粉症の季節ですが、薬や甜茶などをうまく使って快適に過ごしましょう。