花粉症の目のかゆみ
花粉症の目のかゆみで眼科を受診する人は花粉症で耳鼻科を受診する人に比べて 少ないと言われていますが、初期症状として目のかゆみ、充血、なみだ目、まぶたのむくみなど が表れます。あまりひどくならないとどうしても勝手なケアをしてしまいがちですが、目の場合 悪化すると視力にも影響してくるのでおかしいと思ったら迷わず眼科を受診しましょう。
花粉症の目洗いの間違い
ある調査で花粉症になって何らかの目の症状が出ている人に自分でしている目のケア について質問したところ、60%あまりの人が「目を洗う」と答えたそうです。 しかし、この「洗眼」ですが、意外な落とし穴があることがわかりました。
どうしても目がかゆいと洗う頻度が増えてしまいがちですが、実はこの洗いすぎが 目にとって良くないのです。目を洗いすぎると目を保護している物質まで洗い流してしまうことがあり、 そうすると目に傷がつきます。傷がつくと粘膜が弱くなって症状がもっとひどくなり、炎症を起こして かゆみが痛みへと移行して、もっとひどい症状になることがあるからです。目をあらう「洗眼剤」に 入っている防腐剤の成分が目に刺激を与えてしまうこともあります。
洗眼はひどく花粉が目に入ったと思われる日だけにして、通常は防腐剤の入っていない 刺激の少ない目薬で充分対処することできます。
花粉症の目の正しいケア
2.目は洗いすぎない。
3.目薬は防腐剤の入っていない刺激の少ないものを使う。
4.コンタクトレンズをしている人は、花粉症の時期はなるべく眼鏡を使用する。
5.ハードレンズは洗浄液で洗う。ソフトレンズは1日の使い捨てを使用する。
6.眼科を受診する際は医師にコンタクトレンズの使用の有無を伝える。
目薬の正しいさしかた
2.顔を天井に向け、片方の手で下まぶたを開く(あかんベーの状態)。
3.目薬の容器の先がまつげやまぶたに触れないように点眼する。点眼する量は1滴でよい。
4.1分くらい軽く目頭を押さえ目を閉じている。
※点眼の量は一度にたくさんさしても流れてしまうので目の中に入る量は同じです。
花粉症の目薬
花粉症の目薬も内服薬と同じで、今出ている症状を緩和する抗ヒスタミン作用のある成分の 入ったものと、アレルギー症状そのものを抑える抗アレルギー作用のある成分の入った目薬が あります。代表的な目薬の成分は次のとおりです。
【クロモグリクサンナトリウム】
この成分はアレルギー症状を引き起こす花粉やハウスダストなどによって、ヒスタミンが
分泌されるのを抑える働きがあります。ヒスタミンが発生する前に分泌を抑えるので
ある程度症状が出てしまっている場合には効力が弱くなります。抗アレルギー系の成分なので
この成分が多く入った目薬は、花粉症が始まる前から使用すると効果があります。
【マレイン酸クロルフェニラミン】
花粉症用の目薬にはよく入っている成分なのでこの名前を聞いたことのある
人も多いのではないかと思います。すでにヒスタミンが分泌され出てしまった
花粉症の不快症状を緩和する働きがあります。抗ヒスタミン系の目薬成分です。
【グリチルリチン酸二カリウム】
この成分は抗アレルギー作用と抗炎症作用があります。
花粉症の症状が進み、まぶたの腫れや目をこすったことによるヒリヒリする感じなどの
炎症を改善する成分です。
たいていの目薬は何種類かの成分が混合されて入っていますが、目薬を購入する場合は、 成分表をよく見て自分の目の症状に合った成分の含有されているものを 購入するようにしましょう。